ソフトモヒカンにしてください

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39歳。企画系サラリーマンの雑記です。趣味のマラソン、子育て、漫画の感想など綴っていきます。

【読書感想】『僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意』(池上 彰, 佐藤 優 著)

こんにちは、ソフモです。

今日は最近影響を受けている本の紹介をいたします。

紹介するのはこちら、
『僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意』(池上 彰, 佐藤 優 著)

新聞を読むのをやめようか迷っていた

僕は最近まで新聞の購読をやめようかと迷っていました。日経新聞を読んでいまして、月額4000円くらいかかるので、年間だと5万円くらい。
前回の査定のときに業績連動で賞与が下がったため、出費を抑えていくには?と考えたのがきっかけです。
ところがこの本を読んで考えを改めました。新聞は読むべし。

「世の中で起きている出来事を知ろう 」と思ったとき 、まず基本となるのは新聞です 。意外と軽視されがちですが 、新聞が 「世の中を知る 」ための基本かつ最良のツールであることは今も昔も変わりません。

そうなんです。世の中をもっと知っていたいんです。
新聞のかわりにネットで情報収集すれば良いかと考え、アプリでNewsPicksで読んでみたり、ヤフーニュースを読んで見たり、スマートニュースやグノシーいれてみたり無料で入手できる方法を試してみましたが、僕にとっては効率的にはなりませんでした。

能動的に取得できるほどのスキルや知識があれば知りたい情報を得る術としては無料のアプリでも問題ないと思います。でも、アプリやウェブでのニュースは意図的に自分の守備範囲を広げないと情報に接触できません。
また網羅性にも問題がありまして、結局は自分の興味の幅でしか接触できないなと感じました。

なんとなく新聞を読めていた気がするだけで、まだまだ読み方を研究する必要があることに気づきました。

役に立ったアドバイスは、

13 新聞は 「飛ばし読み 」が基本 。記事を読むかどうか 、 「見出し 」と 「リ ード 」で判断し 、迷った記事は読まない 。
1 4 「見出しだけで済ませる記事 」 「リ ードまで読む記事 」 「最後の本文まで読む記事 」の 3段階に分けて読む

世の中で起きていることに敏感でありたいですね。

雑誌を効率的に読む

雑誌については僕は娯楽としてしか読んでいませんでした。しかも最近は購入せず、立ち読みもせずほとんど読んでいません。
時々特集によって、ブルータスとかポパイとかを買いました。買うのは読書、お酒、マンガの特集くらい。もっと読みたいのはあるのですが、買うまでも無いかと考えてしまって立ち読みでパラパラ。そもそも書店に行く機会も少なく、行っても雑誌を立ち読みする時間もない。

本当は心の底から雑誌を読みたいのです。じっくりと。心ゆくまで。コーヒー飲みながら。
時間とお金が足りない。

本書を読んで「ですよねー」と思ったのがこちら。

池上 経済誌や学術誌などの 「勉強や仕事のために読む雑誌 」と 、週刊誌をはじめとした 「娯楽のために読む雑誌 」という分け方もできますね 。
佐藤 そうですね 。ただ突き詰めて考えると 、大多数のビジネスパ ーソンにとって 、一部の学術誌や経済誌を除いたほとんどの雑誌は 、仕事において必要不可欠なものではありません 。つまり 、 「雑誌は基本的に娯楽で読むもの 」と考えるのが現実に即していると思います 。だからといって 「それなら必要ない 」と考えるのは早計で 、うまく使えば興味や関心 、視野を広げる格好のツールになるわけです 。

興味関心を広げることで僕という器を大きくできると思っています。
ただそんなにいろいろ読めない。
どうするかというと、本書では雑誌は読み放題のものを推奨してます。佐藤さんはdマガジンを使っているようですね。

雑誌の読み放題のサービスは今まで検討したことがなかったので、今後調べたいと思います。
月額数百円で読み放題なんですね。
読みたい雑誌がそのラインナップにあるかどうか、丸ごと1冊読めるのか読めないのか、調べるポイントがいくつかありそうです。

サッカー関連と週刊プロレス読めると良いなあ。と絞ってみてみると、dマガジン、楽天マガジンが安くて良さそう。

教養としての読書

さて、この部分が読み終わったあとの本丸でした。新聞をどう読むかを目的に本書を読み進めていましたが、この「本」をどう読むかというところで刺激をビンビンにもらいました。

佐藤 これまで「世の中を知る」ための新聞、雑誌、ネットの読み方について話してきました。しかし、いくら新聞、雑誌、ネットを熱心に読んだところで、土台となる基礎知識が抜けていると、自分の頭でニュースや記事を深く理解することはできません。そこが、インプットの技法の難しいところです。
池上 冒頭で佐藤さんがおっしゃったとおり、世の中で起こっていることを「知る」には新聞がベースになりますが、世の中で起こっていることを「理解する」には書籍がベースになりますね

書籍は知識のベースになるということです。この手の読み方についての話で思うのは書籍は小説も入るの?という疑問ですが、このお二人は小説も知識のベースになるとおっしゃっています。例えばミステリーであれば、物事に騙されないものの見方だったり、他にもエンターテイメントだけではなく、歴史や文化をあらわしている情報源だといいます。
そこまでかしこまって読んだことはなかったですが、娯楽としてではなく、知識のベースになるのであればそんな意識をもって読み続けようと思います。

他に感銘を受けたのは、

佐藤 とくに古典名作のいいところは、先ほどの『白鯨』にしても『神曲』にしても、アメリカ人やヨーロッパ人と話をしたとき、相手が内容を知らなかったら、「読んでいないあなたが悪い」と言えることです。それが古典名作の強さです。読んでいることで優位に立てるのが古典なんです。

中略

日本人同士の会話でも、漱石の『坊っちゃん』や『こころ』を読んでいないと、「それは読んでいないあなたが悪い」と言える。

思わず膝を打ちましたよ。僕のコンプレックスはここにあったかと。さすがに漱石の坊ちゃんやこころは読んでますが、いわゆる古典、名作の読書量は少ないです。読書の内容を誰かと議論することなんてありませんが、人よりも秀でていると思えない部分を抱えて生きるのは辛いですね。なんとなく気づいていてその部分と向き合って来なかったのですから。

今後取り組む方向性が定まりました。

まとめ

他にもたくさんの金言がこの本にはうめこまれています。ここまで長い感想を書こうと思ったのも内容が濃すぎるから。もっと紹介したい部分があります。全て書いていたら丸ごと引用してしまいそうです。

新聞や読書に悩んでいるならば、この本を読むことで光がさすのではないでしょうか。少なくとも僕はそうでした。

多分この本自体を何度も読むでしょう。

悩んでるあなたにとっても良い刺激となる本であると嬉しいなあ。

それでは〜(・ω・)ノシ