ソフトモヒカンにしてください

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39歳。企画系サラリーマンの雑記です。趣味のマラソン、子育て、漫画の感想など綴っていきます。

旅の思い出 ノースフェイスのマウンテンジャケット

こんにちは、ソフモです。

最近とても寒いので、タンスの奥からノースフェイスのマウンテンジャケットを取り出した。素材はゴアテックスで、黒色のかっこいいやつだ。

このジャケットを購入したのは、北京。王府井(ワンフーチン)。ブランド店が並ぶ通りから、細かい路地に入ったあたりの玄関のない露天風な衣料店で、壁一面に洋服をハンガーでぶら下げた売場で見つけた。

年は22歳。大学の卒業旅行を兼ねた中国、チベット旅行の序盤で購入した。片言の中国語を旅の途中で覚えて、自分の年齢をアールシーアルということを練習したので、今でも当時の年齢を覚えている。ちなみに、職業は、シュエシャンだ。ウォーシーシュエシャン。私は学生です。一度だけ明確な意思を持って使った覚えがある。西安兵馬俑を見るために行った博物院のチケット売場で、学割を適用しようと、粘って言ったのだった。当時のパスポートには大学名をボールペンで書いて説明したあとが残っている。数十元が惜しかったのだ。宿泊はドミトリーを探し、ご飯はスーパーでパンと水を買い、昼食は屋台で、夕食はだいたい水餃子。ときどきチンジャオロウスー。ミーファン、ピーチュウ。期間は1ヶ月ほど。北京から電車で西安、西寧、ゴルムドに行き、バスでチベットに入る。そんな旅だ。たくさんの本を持っていき、仲良くなった日本人の旅行者と本の交換をした。その時から好きになった作家は開高健だ。音楽はハイロウズを聞いた。仲良くなった日本人旅行者の影響だ。旅ですれ違っただけの人に影響を受けるんだ。彼のホットメールのアドレスにはアジアの星という名が使われていた。今は送っても届かない。

 

このマウンテンジャケットを着るたびに、その中国チベット旅行の出来事を思い出す。

そして左手首に入ったゴアテックスの刺繍を見て毎回思う。

「へたくそな、ゴアテックスだ」と。

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僕が北京で買ったノースフェイスのマウンテンジャケットはパチモンだ。

 

もう16年も着ている。愛着のある一着だ。

 

それでは〜(・ω・)ノシ